- ルーティンを持つことで、何を練習するか考える時間を減らし、音作りに集中できるようになる
- 毎日同じ練習をすることで、その日の体調や調子を正確に把握できる
- 継続的なルーティン練習により、日々の成長を実感でき、練習のモチベーションが向上する
- 30分から40分のルーティンで、ブレス、マウスピース、グリッサンド、スケール、リップスラーを体系的に練習する
トロンボーンを毎日練習する際、最初に楽器を持った時、何を練習するか決まっていますか。毎日違う練習をしていると、脳は「何を練習するか」という判断にエネルギーを使ってしまい、肝心の「どういう音で吹けばいいのか」という部分に集中できなくなってしまいます。毎日同じルーティンから始めることで、練習内容を考える必要がなくなり、音作りに集中できるようになります。また、毎日同じ練習をすることで、その日の体調や調子がよくわかり、自分の成長も実感しやすくなります。この記事では、トロンボーンのルーティン練習の重要性と、具体的な30分のルーティンメニューを詳しく解説します。
効果的なルーティン練習の構成
- ブレスの練習:ルーティンの最初は必ずブレスから始めます。自分の肺を120%まで満たすことを意識し、深く息を吸う練習を行います。手を上に上げながらブレスを行うことで、肺に空気が入りやすくなり、より効果的な呼吸練習ができます。
- マウスピースでの練習:ブレスの後は、マウスピースだけで音を鳴らす練習を行います。音を鳴らしながら聞き、心地いい振動を感じながら音を作ることが重要です。マウスピースでの練習により、アンブシュアの感覚を確認できます。
- グリッサンドでのウォームアップ:マウスピースの後は、グリッサンドを使ってウォームアップに入ります。心地いい息と心地いい振動をテーマに、無理のない範囲で音を動かしていきます。この段階では、まだ音域を広げるのではなく、身体を温めることが目的です。
- スケールをグリッサンドで吹く:ルーティンの中で最も長い時間を占めるのが、スケールをグリッサンドで吹く練習です。約15分程度をかけて、チューニングB♭から始め、低い音域へと下がっていきます。ペダルFまで下がるなど、自分が出る音域の低い音まで下がっていく練習を行います。心地いい呼吸と心地いいバジング、振動で吹けているかを常に確認しながら進めます。その後、同じようにグリッサンドとスケールで高い音域へと上がっていき、自分が心地よく吹ける音域まで練習します。
- リップスラーの練習:スケールの後は、リップスラーに入ります。まず2音間のリップスラーからスタートし、その日の調子によって様々なリップスラーを取り入れて、基礎練習へと進んでいきます。リップスラーは、その日の体調や調子を確認する上でも重要な要素となります。
ルーティン練習を効果的に行うために、特に意識すべきポイントをまとめました。これらの点を確認しながら練習することで、練習の質を高めることができます。
- 毎日同じ順序で行う:ルーティンの最大の効果は、毎日同じ順序で練習することで、何を練習するか考える時間を減らせることです。習慣化することで、自然と練習に集中できるようになります。
- 心地よさを最優先にする:ウォームアップの段階では、特に心地いい呼吸と心地いい振動を意識することが重要です。無理に音域を広げようとせず、心地よく吹ける範囲で練習を進めましょう。
- その日の調子を把握する:毎日同じルーティンを練習することで、その日の体調や調子がよくわかるようになります。タンギングは調子がいいけどリップスラーが悪いなど、自分の状態を正確に把握し、その後の練習に活かしましょう。
- 成長を実感する:毎日同じ練習を続けることで、昨日よりも今日、今日よりも明日というように、一歩一歩の成長を感じられるようになります。この成長の実感が、練習のモチベーション向上につながります。
- 時間を確保する:ルーティンは30分から40分程度の時間をかけて行います。短時間で済ませようとせず、しっかりと時間をかけて基礎を固めることが、トロンボーン上達の鍵となります。
トロンボーンの上達には、毎日の継続的な練習が欠かせません。ルーティンを持つことで、練習内容を考える時間を減らし、音作りに集中できるようになります。また、毎日同じ練習をすることで、その日の調子を把握し、自分の成長を実感できるようになります。30分から40分のルーティンで、ブレス、マウスピース、グリッサンド、スケール、リップスラーを体系的に練習することで、トロンボーンの基礎がしっかりと身につき、演奏技術の向上につながります。ぜひ、自分に合ったルーティンを見つけて、毎日の練習に取り入れてみてください。