- ファゴットはほぼ全ての音を自由にコントロールできる楽器であり、アンサンブルで音程を合わせる責任が最も大きい
- 音程コントロールの練習として、限界まで上げ下げするロングトーンを行い、その途中で止められるようになることで、任意の音程を狙えるようになる
- 編成によって音程の合わせ方が異なり、吹奏楽では低音楽器がピッチ上ずりしやすいため、ファゴットが低音をぶら下げてあげる必要がある
- オーケストラでは自分の音程感をしっかり示し出してあげることが重要で、特定の音だけ高く・低くなることを補正し、一貫したメロディーラインを提示する
- 音程が合わない時は、音量のバランスや音質のキャラの濃さのバランスを調整し、共演者に乗り移る感覚で吹くことで自然と音程が合うようになる
ファゴット演奏において、多くの奏者が「音程が悪い」と指摘される経験をしています。ファゴットはほぼ全ての音を自由にコントロールできる楽器であり、その柔軟性を活かして周囲の音程に合わせることが求められます。本記事では、音程が合わない原因と対策を、概念から実践へと落とし込む方法を詳しく解説します。
ファゴットの音程コントロール:柔軟性が生む責任
ファゴット演奏において、ほぼ全ての音を自由にコントロールできるという特性は、同時に大きな責任を伴います。アンサンブルやオーケストラでは、チューナーを見つつ、他の人の音程が悪いと思った時に変動してあげることが求められ、ファゴットが一番やりやすいから対応してあげるべきだと考えられます。この柔軟性は、息の方向、お腹の圧力、リードによって実現されます。
音程コントロールの練習方法:限界まで上げ下げするロングトーン
音程コントロールを習得するための練習方法として、限界まで上げ下げするロングトーンをお勧めします。他の人が周りにいっぱいいる時はやらない方がいいですが、すごく気持ち悪い練習をして、その途中で止められるようになれば、そこを狙えば音程コントロールできるようになります。息の方向、お腹の圧力、リードによって音程を変動させ、途中で止めて仕切り直して吹き直すことで、体に染み込ませていくことができます。
編成による音程の合わせ方:吹奏楽とオーケストラの違い
ファゴットの音程の合わせ方は、編成によっても変わってくるという点が重要です。吹奏楽では低音楽器がピッチ上ずりしやすいため、ファゴットがすごく低音をぶら下げてあげることが必要になります。一方、オーケストラでは自分の音程感をしっかり示し出してあげることが重要で、一貫したメロディーラインの音程感を提示することが求められます。
原因と対策
ファゴット演奏において、音程が合わない原因と、その対策について詳しく解説します。特定の音だけ高く・低くなってしまう、音程がずれちゃった時に合わせようと思っても全然合わないといった問題を解決するための具体的なアプローチを紹介します。
問題1:特定の音だけ高く・低くなってしまう
特定の音だけ高くなっちゃう、特定の音だけ低くなっちゃうという問題は、なるべく補正していって、自分の気持ちいいメロディーラインの音程感を最初から最後まで提示できることが大事です。対策:特定の音だけ高く・低くなることを補正し、一貫したメロディーラインの音程感を提示します。オーケストラでは特に、自分の音程感をしっかり示し出してあげることが重要です。
問題2:音程がずれちゃった時に合わせようと思っても全然合わない
音程がずれちゃった時、合わせようと思って上げたり下げたりといろいろ試しても、何故か全然合わないということがあります。そういう時は、音量のバランスや音質のキャラの濃さのバランスを調整することが重要です。音程を自分がコントロールしてあげようと意識しすぎると、逆に合わせにくくなります。対策:共演者に乗り移る感覚で吹くことで、音量のバランスや音質のキャラの濃さのバランスが自然と調整されます。パート全体でこの人を軸にしてみようとか、この人にみんなで乗り移ってみようという感じで試していただくと、意外とすごくうまくいくかもしれませんので、やってみてください。
- ① 限界まで上げ下げするロングトーン練習:限界まで上げたり下げたりするロングトーンを行い、その途中で止められるようになることで、そこを狙えば音程コントロールできるようになる。
- ② 編成に応じた対応:吹奏楽では低音楽器がピッチ上ずりしやすいため、ファゴットがすごく低音をぶら下げてあげる必要がある。オーケストラでは自分の音程感をしっかり示し出してあげることが重要。
- ③ 特定の音の補正:特定の音だけ高く・低くなることを補正し、一貫したメロディーラインの音程感を提示する。
- ④ 音程が合わない時の対応:音量のバランスや音質のキャラの濃さのバランスを調整し、共演者に乗り移る感覚で吹くことで、自然と音程が合うようになる。
ファゴット演奏において、音程のコントロールはほぼ全ての音を自由にコントロールできるという特性を活かし、アンサンブルで音程を合わせる責任が最も大きい楽器です。限界まで上げ下げするロングトーン練習を行うことで、その途中で止められるようになり、そこを狙えば音程コントロールできるようになるという感覚が身につきます。編成によって音程の合わせ方が異なり、吹奏楽では低音楽器がピッチ上ずりしやすいため、ファゴットがすごく低音をぶら下げてあげる必要がある一方、オーケストラでは自分の音程感をしっかり示し出してあげることが重要です。音程が合わない時は、音量のバランスや音質のキャラの濃さのバランスを調整し、共演者に乗り移る感覚で吹くことで、自然と音程が合うようになります。この方法を実践することで、ファゴットの音程コントロールは劇的に改善され、アンサンブル全体の音程を支える重要な役割を果たすことができるでしょう。