- サクソフォンで難しいパッセージを攻略するには、勢いで通して練習するのではなく、ゆっくり練習したりリズムを変えて練習するなど、様々な練習パターンで練習することが不可欠である。
- 速いパッセージを演奏するときの指の動かし方は、指の付け根から動かすような意識を持ち、できるだけコンパクトにしかしはっきりと動かすことが重要で、指先だけを動かすと力が入って逆に速く指が動かなくなる。
- まずはテンポを落として細かく区切って練習し、次にテンポはゆっくりそのまま、いろんなリズムパターンで練習することで、指が柔軟に動くようになる。
サクソフォンを演奏する上で、難しいパッセージに取り組む際、多くの奏者が陥りがちな落とし穴があります。それは、勢いでダーッと通して練習するのを繰り返してしまうことです。しかし、難しいパッセージというのは、やっぱりゆっくり練習したりリズムを変えて練習するなどのいろんな練習パターンで練習しないと、どうしても上手にならないところです。本記事では、難しいパッセージを確実にマスターするための段階的な練習法と、指の動きを最適化するための原因と対策を解説します。
概念の整理:指の動かし方の基本原則
速いパッセージなど難しいパッセージを演奏するときの指の動かし方について、基本的には正しい動きはスケール練習を使って整えていってもらいたいです。スケール練習の時も軽くご説明したのですが、あまり大きな動きをすると速いパッセージの時はどうしても間に合わなくなってしまいますので、できるだけコンパクトにしかしはっきりと動かすように意識してください。サクソフォンで指を動かす際、指先だけを動かすような意識をすると、どうしても力が入って逆に速く指が動かなくなりがちです。意識すべきは指の付け根です。付け根から動かすような意識を持って難しいパッセージなどを吹くようにすると、力を入れずにはっきりと指を動かすことができます。この基本原則を理解することが、難しいパッセージを攻略する第一歩となります。
体感の作り方:段階的な練習アプローチ
難しいパッセージの練習は、まずはしっかりとテンポを落として練習してみてください。テンポをしっかりと落として、できるだけ細かく区切って練習しましょう。1拍だったり2拍だったり、区切りやすいところのできるだけ細かい範囲で練習して、だんだんその範囲を広げていくという練習をしていくといいと思います。このようにゆっくりテンポを落として、1拍なり2拍なりの細かい範囲で区切って練習することで、指の動きを正確にコントロールできるようになります。サクソフォンで難しいパッセージをマスターするためには、この段階的なアプローチが不可欠です。
原因と対策
難しいパッセージが上手くいかない原因として、勢いで通して練習することを繰り返してしまうことが挙げられます。これでは、指の動きが正確にならず、いつまでたっても上達しません。対策として、まずはテンポを落として細かく区切って練習し、次にテンポはゆっくりそのまま、いろんなリズムパターンで練習することが重要です。例えば、付点のリズムを使ったり、付点の逆のリズムを使ったり、いろんなリズムパターンで練習することによって指が柔軟に動くようになります。サクソフォンで難しいパッセージを攻略するためには、このような多様な練習パターンを組み合わせることが効果的です。テンポを理想テンポに近づけながら、慣れない最初の間は細かい範囲で、だんだんその範囲を広げながらという練習で理想テンポに近づけていってください。こういう練習を続けていくと、自分がその速いパッセージのどこからどこの音に行くときが、自分の苦手な指科というのがわかるようになってくるので、その自分の苦手をピンポイントで探してそこを意識すると、よりスムーズに速いパッセージ、難しいパッセージが吹けるようになります。
- まずはテンポを落として、1拍や2拍などの細かい範囲で区切って練習する。だんだんその範囲を広げていく。
- テンポはゆっくりそのまま、付点のリズムや付点の逆のリズムなど、いろんなリズムパターンで練習する。必要があれば細く区切って練習する。
- テンポを理想テンポに近づけながら、慣れない最初の間は細かい範囲で、だんだんその範囲を広げながら練習する。
- 自分の苦手な指をピンポイントで探し、そこを意識して練習することで、よりスムーズに速いパッセージが吹けるようになる。
サクソフォンで難しいパッセージを攻略するには、段階的な練習アプローチが不可欠です。勢いで通して練習するのではなく、ゆっくりから始めて、リズムを変えながら、徐々にテンポを上げていく。この地道なプロセスを繰り返すことで、指の動きが最適化され、速いパッセージを確実にマスターできるようになります。自分の苦手な部分をピンポイントで見つけ、そこを意識して練習することで、より効率的に上達できます。日々の練習の中で、これらのポイントを意識しながら、自分の指の動きを客観的に観察し、改善を続けていきましょう。