- サクソフォンのデイリートレーニングは、まずロングトーンとビブラートのトレーニングを絡ませて30分程度行い、次にスケール練習を1時間程度行うことで、体の使い方をチェックしながら基礎を固める。
- エチュードはゆっくりな曲1曲、テクニカルな速い曲1曲、1日2曲ずつ練習し、音楽的なフレーズ感を考えつつ、基礎練習の時に注意した体の使い方などの項目も同時にチェックする。
- 曲練習は1日に2、3曲ずつ練習し、30分から1時間ずつ練習する。この時は音楽表現や音色などのことを中心に考え、メカニカルな体の使い方や指の動かし方などはあまり注意しすぎずに練習する。
サクソフォンの上達には、日々の練習の質と量、そしてそのバランスが重要です。多くの奏者が直面する課題として、基礎練習と曲練習の時間配分が適切でない、あるいはそれぞれの練習で何を意識すべきかが明確でないということが挙げられます。本記事では、効率的なデイリートレーニングの設計と、基礎練習から曲練習までの練習のステップを、NG例とOK例を比較しながら解説します。
よくあるNG例として、基礎練習を飛ばして曲練習ばかりしてしまう、あるいは逆に基礎練習ばかりして曲練習をしないということが挙げられます。また、ダラダラと長時間練習してしまうことも問題です。基礎練習を飛ばしてしまうと、体の使い方や指の動きが整わず、曲練習で技術的な問題が解決できません。逆に基礎練習ばかりしていると、音楽的な表現力が身につかず、実際の演奏で活かせません。サクソフォンの上達には、基礎練習と曲練習のバランスが不可欠です。
OK例:効率的な練習の設計
効率的な練習の設計として、まず基礎練習から始めます。ロングトーンとビブラートのトレーニングを絡ませて30分程度行い、次にスケール練習を1時間程度行います。この時に、主に体の使い方などを見ながらやっています。曲練習やエチュード練習の時はやっぱり音楽的なことを考えながらできるだけ練習したいので、こういった基礎練習の時に自分の体の使い方をチェックするようにしています。サクソフォンの上達には、このような段階的なアプローチが効果的です。
練習のステップ
- まず、ロングトーンとビブラートのトレーニングを絡ませて30分程度行う。半音を使ったロングトーンをビブラートをつけてやるが、全音域やると時間がかかるので、日によって中間の音域、高音域、低音域などというように3つくらいに区切って日替わりでやる。音色、ビブラートのクオリティ、体の使い方などを自分でモニターしながら練習する。
- 次にスケール練習を1時間程度行う。1日に1つから2つくらいの調で、スラー、タンギング、スタッカート。あとは3度や4度の跳躍なども織り混ぜながら、自分の指の動きなどを観察しながら行う。
- エチュードはゆっくりな曲1曲、テクニカルな速い曲1曲、1日2曲ずつ練習する。このエチュード練習の時は音楽的なフレーズ感とかを考えつつ、先ほどの基礎練習の時に注意した体の使い方などの項目も同時にチェックする。
- 最後に曲練習を行う。曲は1日に2、3曲ずつ練習し、30分から1時間ずつ練習する。この時に気をつけることはもちろん音楽表現とか音色などのこと。この時は先ほど注意していたメカニカルな体の使い方や指の動かし方などはあまり注意しすぎずに練習する。
- 全体を通じてあまりダラダラと練習しないように心がける。コンパクトに短時間で集中した方が質の良い練習になるので、時間がある時は3時間から4時間くらい使ってしっかりとフォーカス集中して練習する。
サクソフォンの上達には、基礎練習と曲練習のバランスがすべてです。ロングトーンからエチュード、そして曲練習まで、それぞれの練習で意識すべきポイントを明確にし、効率的な時間配分で練習することで、上達のスピードが加速します。日々の練習の中で、これらのステップを意識しながら、自分の練習を客観的に振り返り、改善を続けていきましょう。デイリートレーニングを効率的に設計することは、サクソフォンの上達において、最も重要な要素の一つとなります。