- 基礎練習でクリウイルから楽器を離さずに長時間吹く練習で持続力を養う
- 竹串を使ったアンブシュアの支えトレーニングで口周りの筋力を強化する
- 適切な水分補給と保湿ケアで唇の状態を良好に保つ
- バテた時は無理をせず、痛みや違和感がある場合は練習を中断する
トランペットを始めたての頃、あるいは始めてから数年経っても、曲を吹き始めて曲が終わる頃にはもうブシュブシュになって、音が出なくなってしまう。そんな悔しい思いをした経験は、多くの奏者が持っているのではないでしょうか。バテは、単に体力の問題ではなく、効率的な息の使い方やアンブシュアの支え方、そして日頃からのケアが大きく影響します。経験を重ねた奏者でも、バテとどう向き合うかは重要なテーマであり、日頃から意識している具体的な練習方法とケアの方法を整理しておくことが効果的です。ここでは、バテの原因と重要性を理解し、バテにくい奏法を構築するためのフォーム設計と、バテた時の対処法、そして音色を整えるためのルーティンまで、段階的に解説します。
音色を整える手順
- 基礎練習での持続力トレーニング:基礎練習の最初のうちが一番フレッシュで体力があるので、リップスラーなどをやるときに、できる限りクリウイルから楽器を離さないでわざと練習します。例えば、『クイックトレーニング』というミュージックエイトから出ている教本(値段は600円)を使い、そこに載っているリップスラーを全部口を離さずにやると、40分くらいかかります。これはあくまでトレーニングとしてやっていることなので、ここが痛くなったり、変に肩がきつくなってきたというのであれば、絶対にやらないでください。あくまで、できる限り楽に長く吹くということが目的ですので、多少きつくなってきたぐらいだったら大丈夫ですが、痛くて故障しそうだったら絶対にやりすぎない範囲でやってみてください。
- 竹串を使ったアンブシュアの支えトレーニング:アンブシュア(楽器を吹く口)で、息が出てくるところに竹串を加えます。こういうふうにキープをするというのを、だいたい30秒くらいキープして、少し休憩します。最初のうちはこのあたりが痛くなりやすいので、いったんほぐしてから、もう一セットくらいやってみます。個人差はありますが、翌日に口周りが「締まった」感覚が出たり、高い音や長時間の演奏が少し楽に感じられることがあるため、筋力トレーニングの一環として取り入れる価値があります。
- 適切な水分補給と保湿ケア:トランペットを吹いているときは、よく喉が乾くので、できるだけ水分は多めに取るようにしています。その水分を多めに取ったりとかして、唇があんまり乾燥しないことを心がけています。なので逆にたくさん吹いた後とかは、結構疲れるので、炭酸水飲んだりとかして、ここの血行が良くなることもいつもやっています。あとは寝るときに、寝る前にちょっと多めにリップクリームなどを塗って、とにかく保湿ですね。唇の保湿は心がけています。
- バテた時の対処法と回復手順:バテてしまった時は、無理をせずに練習を中断することが重要です。痛みや違和感がある場合は、絶対にやりすぎない範囲で練習を続けます。また、たまにここをこうやってほぐしたりとか、ほぐしたりする人もいるので、それも試してみて、いろいろやり方はあると思うので、自分でやってみて合うものが一つでもあればいいなと思います。バテた後は、適切な休息を取り、水分補給と保湿ケアをしっかりと行うことで、回復を促します。
バテを克服するためには、日頃からの意識と継続的な練習が不可欠です。基礎練習での持続力トレーニング、竹串を使ったアンブシュアの支えトレーニング、そして適切な水分補給と保湿ケアを組み合わせることで、バテにくい奏法を構築することができます。特に、基礎練習の最初のフレッシュな状態で長時間吹く練習をすることで、持続力を養い、実際の演奏でも最後まで安定した音を出せるようになります。また、アンブシュアの支えを強化することで、高音域や長時間の演奏でも安定したフォームを保つことができ、バテを防ぐことができます。さらに、適切なケアを心がけることで、唇の状態を良好に保ち、バテを防ぐことができます。これらの手順を実践することで、演奏中のバテを克服し、持続力の高い演奏が可能になるでしょう。