- リップスラーは曲を吹く時に音と音を繋げるか切り離すかの重要な要素で、柔軟性を養う練習
- リップスラーでは音と音の間を途切れないようにし、一定の息の圧力を保ちながら口の中の容積を変えて音を変える
- タンギングは曲を吹く時の50%を占める重要な要素で、スケールと併用して指の動きとタンギングを連動させる
- 独自のリズムパターンを用いたスケール練習で、タンギングのウォーミングアップを行う
- ウォーミングアップは毎日同じメニューで行い、その日のコンディションを知るバロメーターとして活用する
トランペットの演奏において、音色を整えることは、表現力を高める上で欠かせない要素です。特にウォーミングアップの段階で、リップスラーとタンギングの練習を組み合わせることで、その日の演奏の質が大きく変わります。リップスラーは、曲を吹く時に音と音を繋げるか切り離すかの重要な要素であり、トランペットを吹く時に必要な柔軟性を養うための練習です。一方、タンギングは曲を吹く時の50%を占める重要な要素であり、スケールと併用することで指の動きとタンギングを連動させることができます。ここでは、トランペットの音色を整えるための具体的な手順を解説します。
音色を整える手順
- リップスラーの練習:リップスラーは、曲を吹く時に音と音を繋げるか切り離すかの重要な要素として、トランペットを吹く時に必要な柔軟性を養う練習です。リップスラーのパターンは固定していませんが、その日によって「これ今日やろう、これ昨日やったし」というように選んで練習します。シュロスバーグのエチュードなど、リップスラーの教則本は無限にあるので、いろんな教本でリップスラーのパターンを増やしていくことが大切です。リップスラーでは、音と音の間を途切れないようにすることが大切です。スラーですから、滑らかに繋がっていることが理想で、そのためには息がずっと流れ続けていることが重要です。息が止まってしまうと、音がパツッと切れてしまったり、音色が変わってしまったりするので、一定の息の圧力を保ちながら、口の中の容積を変えて音を変えていくというイメージで行います。半音階で下の指まで降りていく際にも、この感覚を維持することが大切です。
- タンギングのウォーミングアップ(スケールと併用):リップスラーが終わったら、スケールの練習を行いますが、ただスケールを吹くのではなく、タンギングの練習も同時に行います。タンギングは曲を吹く時の50%を占める重要な要素であり、スケールを使ってタンギングの練習をすることで、指の動きとタンギングを連動させることができます。指の練習の時にも言ったように、舌の動きも考えながら普段とは違う動きをトレーニングするという意味で、スケール練習に活用できます。長調のスケールを使って、独自のリズムパターンを用いた練習を行います。このリズムパターンで音出しをすることで、タンギングのウォーミングアップも含めて効率的に練習できます。スケールとタンギングを組み合わせることで、指の動きと舌の動きを同時にトレーニングし、実際の曲を吹く時に必要な技術を身につけることができます。
トランペットの音色を整えるためには、リップスラーとタンギングのウォーミングアップを、毎日同じメニューで行うことが大切です。ウォーミングアップは、その日の自分のコンディションを知るためのバロメーターでもあります。毎日同じメニューをやることで、今日はここが調子いいな、今日はここが少し硬いなというのを敏感に察知して、その日の練習内容を調整していくことができます。リップスラーで柔軟性を養い、スケールと併用したタンギング練習で指と舌の連動を身につけることで、トランペットの演奏における安定したコントロール力が身につきます。これらの練習を組み合わせたウォーミングアップのルーティンを確立し、毎日コツコツと続けることで、より美しい音色を手に入れることができるでしょう。