- フルートの第三オクターブは高めになりがちで、替え指を使うことで音程を調整し、より大きな音を出すことができる
- 各音(ミ♭、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、シ♭、シ、ド)にはそれぞれ効果的な替え指があり、フォルテで響かせたい時に威力を発揮する
- リングキーの周りだけを押すなど、音程の微調整やディミニュエンドを描くための応用テクニックがある
- 替え指を使う際は、本番で間違えないよう練習の時からその替え指で常に繰り返すことが絶対に必須
フルートの替え指:第三オクターブを自在にコントロールする
フルートはバイオリンやピアノと違って、指によって不規則な楽器です。第三オクターブは高めになる傾向があり、より大きな音を出したい時や音程を調整したい時に替え指が重要な役割を果たします。替え指を使うことで、チューニングは正しいままで高音をさらに下げて、より大きな音を出す、豊かに響かすことができるようになります。また、逆に指を押すだけで音程が上がる替え指を使えば、ピアニッシモで絞っていた時に柔らかく歌うようにできるというメリットもあります。この記事では、フォルテで使える第三オクターブの替え指を一つ一つ解説し、音程の微調整やディミニュエンドの描き方などの応用テクニックを、Q&A形式で詳しく説明します。
Q&A:フルートの替え指の使い方
- ミ♭: 小指をド♯の指を付け足すことによって音を低くすることができます
- ミ: 小指を離すことによって音程を低くすることができます
- ファ: 薬指を押さえることによって低くすることができます
- ファ♯: 中指を押さえることによって音を低くすることができます
- ソ: 替え指は存在しませんが、左手の親指を肉を挟ませて半音指することによって半分塞いで音程を下げるという裏技があります(速いパッセージの時は使わない)
- ソ♯: 中指と薬指2本を押さえます
- ラ: 薬指を押さえます
- シ♭: この音は上がりづらい音なので、替え指は使わなくてもだいたい吹き込んでも高くなりません
- シ: 本気で吹かなきゃいけない時は、トリルキーを逆側のトリルキーにして吹きます
- ド: ドの指に中指と薬指を足します
実践メニュー
- ステップ1:第三オクターブの各音で基本の替え指を試す。ミ♭、ミ、ファ、ファ♯、ソ♯、ラ、ドの音で、それぞれの替え指を試してみます。音程が低くなり、より大きな音が出る感覚を掴みます。
- ステップ2:ソの音で親指を使った裏技を練習する。左手の親指を肉を挟ませて半音指することによって半分塞いで音程を下げるテクニックを練習します。ただし、速いパッセージの時は使わないように注意します。
- ステップ3:シの音でトリルキーを使った替え指を練習する。本気で吹かなきゃいけない時は、トリルキーを逆側のトリルキーにして吹くテクニックを身につけます。
- ステップ4:リングキーを使った微調整を練習する。ファやラの音で、薬指を押すだけじゃなくて、リングキーの周りだけを押すことで音程の微調整ができる感覚を掴みます。
- ステップ5:ディミニュエンドのための替え指を練習する。ラの音に薬指を足すことで音程が高くなり、きれいなディミニュエンドを描く練習をします。ミの音では、中指でトリルキーを触ることによって別のトリルキーが開放され、美しいディミニュエンドを出す練習をします。
- ステップ6:使う替え指を決めて、練習の時からその替え指で常に繰り返す。本番で間違えないよう、使う替え指を決めたら、練習の時からその替え指で常に繰り返します。本番でも予定通り替え指で行ってうまくいくようにします。
- ステップ7:自分で試して、ぴったり合う替え指を見つける。状況に応じた替え指を自分で考えて試してみます。この指を足してみたらうまくいったという感覚を積み重ね、自分に合った替え指を見つけます。
まとめ
フルートの第三オクターブは高めになる傾向があり、替え指を使うことで音程を調整し、より大きな音を出す、豊かに響かすことができるようになります。各音(ミ♭、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、シ♭、シ、ド)にはそれぞれ効果的な替え指があり、フォルテで響かせたい時に威力を発揮します。また、リングキーの周りだけを押すなど、音程の微調整やディミニュエンドを描くための応用テクニックもあります。替え指を使う際は、本番で間違えないよう練習の時からその替え指で常に繰り返すことが絶対に必須です。使う替え指を決めたら、練習の時からその替え指で常に繰り返し、本番でも予定通り替え指で行ってうまくいく。これが一つのコツになってきます。替え指は人それぞれで、まだまだ可能性も無限大です。ぜひ自分で試してみて、ぴったり合うところを見つけて、実際の演奏の時に当てはめてみてください。