音色を整える手順
音色を整えるための呼吸の手順は、3つの重要なステップから成り立ちます。それぞれのステップを丁寧に実践することで、単に息を吸うだけでなく、音色を支える安定した呼吸が可能になります。
ステップ1:腹式呼吸と胸式呼吸をミックスする
まず、腹式呼吸と胸式呼吸をミックスすることが重要です。ご存知の方も多いかと思いますが、呼吸は腹式呼吸、胸式呼吸に分けられます。あくまで腹式呼吸をメインとしてですが、副式と強式の2つをミックスして効率的にすることをお勧めします。具体的には、まずお腹にたっぷり息を入れて、その上でさらに上半身を柔軟に使って胸を含めて体全体に空気を取り込むというイメージです。この呼吸法を身につけることで、音色を支える安定した息の流れを作ることができます。
呼吸法のポイント
腹式呼吸をメインとして使用する、お腹にたっぷり息を入れる、上半身を柔軟に使って胸まで空気を取り込む、体全体に空気を取り込むイメージを持つ。これらの要素を意識することで、効率的な呼吸が可能になります。
ステップ2:吸える量を増やすトレーニング
次に、自分自身の限界に挑戦しながら吸える量をどんどん増やしていくトレーニングを行います。このトレーニングは、音色を支える呼吸の基礎を構築するために重要です。テンポは四分音符60で行います。まず4拍かけて体の中にある空気をすべて吐き出して空にします。そして8拍かけてお腹にまず空気を入れます。そして4拍息を止めます。この息を止める作業は、その間に自分の体の中にある吸える領域を増やすイメージを持って欲しいからです。お腹に8拍吸ったら、次の4拍止める時に空気を下に下に入れて、下に下に押し込んで吸える空気を増やそうというイメージを持ってください。続けて、8拍かけて胸までしっかり空気を取り込みます。そしてまた4拍止めます。さらに8拍かけて口の先まで空気が入ることをイメージしてもう8拍吸います。そして4拍また止めて、最後に8拍かけてコントロールしながらしっかり 8拍間すべての息を吐き出します。
トレーニングの注意点
限界を広げるために辛いとかきついと思うまでやることがとても大事ですが、くれぐれも無理はしないこと。少しでも体調が悪くなったり、頭がクラクラしたりしてしまう方はすぐにストップする。このトレーニングは一生懸命やるとかなり辛いトレーニングなので、自分の体調と相談しながら行うことが大切です。
ステップ3:吸う時間を短縮するトレーニング
最後に、吸う時間を短縮するトレーニングを行います。このトレーニングは、実践的な呼吸コントロールを習得するために重要です。実際の演奏では、短い時間で効率的に息を吸う必要があるため、このトレーニングでその技術を身につけます。同じ4分音符イコール60のテンポで行います。まず8拍吸って8拍吐くを4回繰り返します。続けて6拍吸って8拍吐くを4回繰り返します。そして4拍吸って8拍吐くを8回繰り返します。最後に2拍吸って8拍吐くを同じく8回繰り返します。このトレーニングのポイントは、数が短くなっていくけれども、短くなってもあくまで8拍を吸った時と同じ量を一気に吸うように心がけることです。また、吐く時に勢いをつけて一気に吐かないように。吐く時は必ず8拍かけてしっかり吐き出してください。4拍で一気に吐き出さないように気をつけてください。
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腹式呼吸と胸式呼吸をミックスして効率的な呼吸を目指す
- 2
4拍で体の中の空気をすべて吐き出し、8拍かけてお腹に空気を入れる
- 3
- 4
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8拍かけて口の先まで空気を入れるイメージで吸い、4拍息を止める
- 6
8拍かけてコントロールしながらすべての息を吐き出す
- 7
8拍吸って8拍吐くを4回、6拍吸って8拍吐くを4回、4拍吸って8拍吐くを8回、2拍吸って8拍吐くを8回繰り返す
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短い時間でも同じ量を一気に吸うことを心がけ、吐く時は必ず8拍かけてしっかり吐き出す
まとめ:音色を整えるための呼吸の手順
音色を整えるためには、呼吸のコントロールを丁寧に実践することが重要です。腹式呼吸と胸式呼吸をミックスし、吸える量を増やすトレーニングを行い、吸う時間を短縮するトレーニングを実践する。この3つのステップを通じて、単に息を吸うだけでなく、音色を支える安定した呼吸が可能になります。三村さんが強調するのは、日常的にトレーニングを行うことで、呼吸のコントロールが向上し、演奏に役立つということです。このトレーニングを継続することで、あなたのトランペットの音色は必ず安定し、美しくなっていくでしょう。